バイクトラブル案内



その他のトラブル


これまでは車体のトラブルを中心に紹介しました。 それはバイクがむきだしの構造なので自動車にくらべてトラブルが起こる可能性が高いからです。 まずは車体がおかしくないか確認します。
それでも全く問題ない場合、車体以外のトラブルも結構発生します。






外装の破損


カウルが割れてしまっても走るのには問題ない・・・。
かもしれませんが、破損した断面が鋭利なら怪我をすることもあります。 テープなどで破損部分をつなぎ、ひっかけたり怪我をすることのないよう保護する必要があります。

カウルなどは取り付け部分のステーに問題がなければヒビが入っても走行には支障がない場合があります。 しかしパーツのひび割れは結構鋭利で、さらに走行中にバタついてきたら脱落して巻き込んでしまうこともあり、非常に危険です。 そのため、カウルの割れはガムテープで断面を覆うように貼って保護する。
カウルの内側にも手が入るようなら裏側にもガムテープを貼れば走行や振動でのバタつきもなくなります。 現在ではあの通常の、いわゆるガムテープではなく、透明の目立たなくなるようなテープも販売しているので違和感もなくなるので選別は慎重に。 スクリーンが割れた場合でも透明なテープで十分補修できます。
恒久的には交換や補修することになっても暫定的には透明のテープで固定するのが良いでしょう。 テープはコンビにでも入手できるので面倒がらずに修理するのが良いです。


灯火類が割れてしまったら


ウインカーやテールライトが破損した場合。
これは転倒だけでなく、飛び石や障害物との接触でもよく割れたりします。 レンズの破片で転倒やパンクを起こさないか、おこしていないか確認するとともに、可能なら補修を行います。

ウインカーやテールライトが割れてしまった場合、破片を集めて透明なテープで張り合わせるのが基本。 テープがない場合は走行の振動で脱落しないようにすべて一旦取り除く。 レンズがない状態だと視認性がおちるので、周囲の自動車が気づかないことも多いので運転にも注意が必要です。 電球自体が割れてしまっている場合はガソリンスタンドなどでも売っているので購入して交換すればよい。

ガラス製ヘッドライトのレンズが割れた場合は残ったレンズをすべて取りのぞいて外した方が安全です。


ミラーの破損


立ちゴケ程度でもミラーが割れることは多いです。
実際に割れてしまうと走行中の視認性がおちるので非常に危険。
ミラーが割れて細かく割れるとテープで補修といっても限界があるのでどちらにしろ後方確認としての用をなしません。 それならばいっそ飛散しないようにビニール袋などでうけながらレンチなどですべての破片を割って取り除く。

とにかく走行中に破片が脱落しないようにすることが重要で、落ちた破片を踏んでパンクしたり、後続車へ影響が出るようなことだけは避けなければなりません。



レバーやペダルが曲がったら


立ちゴケでも結構な頻度で曲がるブレーキレバーやクラッチレバー。 さらに立ちゴケで曲がりやすいブレーキペダルやクラッチペダル。 それぞれ運転するのに必要なものなので、不具合は運転に直結します。 見た目はとりあえず無視して材質や取り付け方法に注意しながら操作可能な範囲まで修正できれば暫定的にはOKとされます。 自宅まで自走したらそのあとショップで正規品に交換して修理します。

バイクのレバーは通常アルミ製品です。 曲がりを戻すのも比較的簡単で、大きいサイズのめがねレンチをレバーにかけてテコの原理で力を加えれば少しずつ戻すことがdけいます。 ただしアルミは曲がった方向と反対に力を加えると折れやすい傾向があります。 操作できる範囲まで修正して完璧に直そうとおもわないのが大切です。 ペダルはアルミ製と鉄製があり、鉄製ならかなりの力を加えても大丈夫なのです。シフトペダルは操作できないほど曲がっていたら修正がひつようです。 リンク式ならそのままめがねレンチをかけてもOKですが、シフトシャフトから直接ペダルがでている場合は、取り外してプライヤー等ではさんで修正します。 ブレーキペダルの場合はリヤブレーキを使わなくても走れるので走行に支障がなければ無理に現場で直さなくてもOK.


シフトペダルが曲がったら


ペダルが仮に折れたとしてギヤチェンジできない場合は割り切ってギアを固定したまま走れば自走はできます。 シフトペダルが根元から折れてしまったり、激しく曲がって修正が不可能な場合はペダルそのものを車載工具で外してしまいます。
そしてシフトシャフトの修正をプライヤーではさみ、2速、3速と順にまわして入れます。 ギヤが入りにくい場合は斜体を前後に動かしながらためしてみましょう。






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