ロングツーリング対策
不測の事態で楽しいはずのツーリングが台無し。長距離は事前の準備と余裕のスケジュールで不安を解消しましょう。
準備とスケジュールに余裕を
ツーリングのすべては準備にあるといっても過言ではありません。
若いときなどはぶっつけで行く場合もありますが、結局は他人に迷惑をかけてしまったり、自分自身が苦労することになったり、楽しむことができなかったりと折角の機械が水の泡になります。
ロングツーリングは憧れる反面、さまざまな不安もつきまといます。
道に迷ったら・・・、ガス欠したら・・・、時間通りに辿りつけなかったら・・・???
考えるほどにロングツーリングを躊躇してしまうものです。
確かにすべての出来事を予測するのは不可能ですが、事前の準備さえしっかりできていれば、大抵はどうにかなるものです。
たとえば自分のバイクの燃費や航続距離を把握して早めに給油すればガス欠は起こさないし、ツーリングマップを持参していればコースを間違えても復帰できます。
レインウェアがあれば寒くても一枚追加できますし、無理なスケジュールを組んでいなければリカバリーも可能だと思います。
要はツーリングの準備と工程に余裕を持つことが大切なのです。
余裕さえあれば不測の事態にも対応できますし、それを何度か経験すればきっとツーリングの達人になっているハズです。
給油タイミングは決めておく
自分のバイクの航続距離にあわせて事前に給油のタイミングを決めておきます。
ガス欠ぎりぎりまで粘らない、余裕の給油がポイントですが、さらに心配な人はガソリン携行缶などで予備ガソリンをもっていくとよいでしょう。
特に高速道路ではガス欠は危険。
早めの給油を心掛けたいところです。
ナビがあっても地図持参
ナビは便利ですが、コンピュータであるかぎり必ず人間の要求にこたえられるものではありません。
ツーリングマップを持参すれば広域や周辺地域の情報も得やすく、バイクを離れても場所を確認できますし、他の人に場所を聞くときでも地図があると理解しやすい。
そういったメリットもあります。
ルートをはずれてしまった場合は広域地図の方がみやすいですよね。
こまめの休憩
時間に余裕があるということはこまめに休憩がとれるということです。
たとえば高速道路などでのツーリングでは長時間の運転で疲れが出やすいのですが、時間に余裕があると休憩がとれ、疲労も軽減させることができます。
万が一の故障対策
最近のバイクは急に壊れることが少なくなりましたが、一昔前のバイクは結構壊れることも多かったのです。
ただ、最近のバイクといえども事故をしたり立ちごけして破損したり、ということはありえます。
レバーやペダルの修理を想定し、車載工具に加えて結束バンドや透明のガムテープ、針金やパンク修理キットなどもあるといざというときに困りません。
またマスツーリングでは自分以外の人に役立つことも考えられます。
十分な準備と余裕がツーリングを楽しめる土台であると思います。