中古バイクのチェックポイント
中古バイクといえども安い買い物ではありませんので、気になることがあれば遠慮なくお店の人に聞いて質問しましょう。
買う段階になれば当然エンジンも始動させてもらって隅々まで確認を行いたい。
色、音、形、車種、パーツ、そして自身の予算、使い方、保管までいろいろな角度から評価していくと一番自分にフィットしたものを手に入れることができます。
バイクの見極め方
全体の雰囲気を見る
全体の雰囲気やインスピレーションはかなり侮れないところがあります。
人間の目はかなり正直なところがあって、ハンドルが曲がっていたり外装位置がずれていたりと前後左右からじっくり見ると違和感や気づくことが多い。
少しでも違和感を覚えたらそこをチェックし、お店の人に聞きましょう。
特にフレームなど後から問題が出たときに交換しにくいものは要注意です。
全体的なバランスなどを中心に見ていきます。
大きな損傷はないか
バイクが一番損傷をうけるのはご存知のとおり転倒です。
立ちゴケ程度なら仕方がありませんが多きな損傷があるようですと走行に支障がでる可能性があります。
外装は新品に換えたり塗装や修正で直ってしまいますが、転倒して真っ先に傷がつくところをチェックしてその転倒が激しいかどうかをフレームや足回りなどをチェックしましょう。
特にフレーム関係に傷があるものは避けたいところです。
・フロントフォーク
転倒すると片側に負荷がかかってスムーズに動かないことが多いです。
動かしてみて両側問題なく可動するかどうか。
・マフラー
マフラーは立ちゴケ程度でも傷がつきやすいものです。
小さくない傷かどうか、高い速度で転倒したかどうか。
・ステップ下のバンクセンサーの削れ。折れていないか。
・スキッドパッドやフレームガードに傷はないか。
・タンクのへこみや傷など。
駆動部関係の確認
転倒歴があっても外装がわるくても駆動関係が問題なければ走行には問題ありません。
それを確認するために駆動部の確認をおこないます。
・ハンドル駆動部関係
ハンドル駆動が問題ないかを確認します。ハンドルをささえているステムベアリングに損傷があると動作に支障がでます。
ひっかかりやガタがないか確認します。
左右でハンドルの切れ角の違いがないかどうかも確認。
・サスペンション関係
前後サスペンションの動きを確認します。
走行距離が多いバイクはショックの動きが悪くなっていることが多いのでダンピングのチェックをします。
・消耗品の確認
購入してみて消耗品をすぐ交換することになったら余計にお金がかかってしまいます。
良心的なお店だと点検で問題があれば交換してくれますが、お店によってはそうではないので、自分の目で確認します。
チェックのポイントは、チェーン、スプロケット、ブレーキパッド、バッテリー、タイヤなどです。
ブレーキパッドはディスクローターも合わせてみておきたいところです。
チェーンスプロケは磨耗してくるとガタガタと音がしてくるので寿命の程度を確認します。
エンジン周りの確認
エンジンを判断するのは非常に難しいです。
それはなかなか見ることができないものだからです。
そのため一般的には走行距離で推定するしかないのですが、試走する機会があれば音や振動などで判断します。
まずエンジンの始動しやすさ。
キャブ車ならキャブレターからガソリンのオーバーフローがないかも見ておきたい。
シリンダーヘッドのオイル漏れ、クラッチの切れとシフトチェンジの感触。
そのあたりで全体的にエンジンの機能を推定したいところです。
もしもカウル車の場合はカウル横から覗き込んで全体像を見てみます。
全く見ないより意外に判断できたりします。