エンジン系のトラブル
始動は問題ないがエンジンから異音がする場合。
エンジンといってもシリンダーヘッド(バルブ部分)とクランク、ピストン部分と大きくわけることができるのですが、個人的には一番バルブ部分が壊れやすいのではないかと思います。
それ以外にはクラッチプレートなどは長距離乗っているバイクなどではどうしても摩耗してくるので交換が必要になります。
現在の国産エンジンは品質が高いのでまずは燃調系を疑い、エンジン自体のトラブルは(今までおこっていなかったのなら)起こりにくいのです。
最初に異音がどこから発生しているかを確認します。
それとオイル量を確認して問題のない量か。
場合によってはオイルを交換してそのオイルの汚れやゴミをみてトラブルを未然に防ぎます。
時としてオイルに小さい破片が混じっているようならエンジンの重大なトラブルの可能性があります。
何はなくともオイル量の確認
始動する前のエンジントラブルと同様で、まずはオイル量を確認します。
オイルは少なすぎても多すぎても異音へとつながります。
量はチェック窓や車種によってはオイルスティックで確認します。
もしもオイル量が少ない場合は追加でオイルを入れます。
エンジンに異音がある場合
始動はするが明らかにエンジンからおかしい音がする場合はすぐにエンジンを止め、最寄りのバイクショップへ持ち込むことをお勧めします。
原因はクランクケースを開けるとハッキリするのですが、可能性としてはクラッチの摩耗による故障や、ギア欠け、スタータピニオン欠け、破損。
エンジン内部のギアの歯が破損したり、故障した場合、どちらにしろ素人では修理が困難です。
その他、クランクシャフトの破損やベアリングの破損、バルブの破損。サークリップの破損。またはピストンピン、ピストンヘッドの摩耗などこのあたりは始動前のエンジントラブルと同じ可能性が考えられます。
エンジン焼き付き
オーバーヒートが行き過ぎる場合、オイル潤滑が不良の場合、オイル不良の場合に発生します。
現象としてはピストンを空焼きしたようなもので、ピストンの上下自体が困難になっているためにクランキングしないものです。
対策は残念ですがありません。
エンジン換装するか、部品取りで売却しましょう。