バイクトラブル案内



駆動系のトラブル②


凹凸を拾いすぎる場合



サスペンションの不良とシートの不良、タイヤの空気圧の可能性があります。 シートの不良はいくらなんでも気づくと思いますので、まずはタイヤの空気圧を疑います。
タイヤの空気が減りすぎても入れすぎでも凹凸を拾う可能性があります。 目安としては基準値+10%程度で若干多めに入れるのが良いでしょう。






フロントフォークの不良


フロントフォークが不良になった、という一番わかりやすいのはオイル漏れ。
これはダストシールからオイルが漏れてくるもので、倒立フォークの場合はそのままブレーキディスクにかかってブレーキの利きがわるくなります。 正立フォークといえどもオイル漏れを放置しておくとディスクにかかって制動力が得られず、同じように転倒や事故につながります。

正立フォークにくらべて倒立は剛性はえられるものの、インナーチューブが下にあるために飛び石などでキズつきやすく、重力が下にかかっているので当然オイルも漏れ出しやすい。
はオイル漏れをしていればフロントフォークのオーバーホールで治りますが、オイル漏れなどの症状が見られないのに凹凸がよわっている場合は内部のスプリングがやられている可能性もあります。 その場合はスライドメタルやスプリングなど一式交換(要するにオーバーホール)で修理は可能です。

インナーチューブにサビが発生している場合はその状態では内部のオイルシールをキズつける可能性があるので、軽く削ってシリコングリスを塗布してごまかすこともできますが、 本来はインナーチューブごと再メッキして使用します。 そうしなければまたシールをキズつけてしまうことになるので、どの程度の修理が必要かは自分で判断の必要があります。

なお、フォークのオーバーホールは特殊工具が必要になるので、よほど腕のある方でない限りはバイクショップにお願いする方が賢明です。



リヤサスペンションの不良


リアサスペンションが劣化してくると路面での凹凸を拾うようになってきます。
ツインショックなら分かりづらいかもしれませんが、 モノショックだと一目瞭然。 シートの下から衝撃が直接上がってきます。

このときにリヤサスペンションがメッキされたインナーチューブにオイル輪が明確に浮いているようであれば交換が必要と判断することができます。 基本的にはリアサスのようなユニットもフロントフォークと違って分解修理は不可能。 特にガスを充満させたりなどがネックになっています。
その場合、どうやって修理するかというと一番簡単なのがリアショックそのものを交換すること。 リアショックといっても無名メーカーの激安のものから、 カスタムをかねての有名メーカーのものまで 数千円~十数万円まで幅広く存在します。 それだけ選択の余地があるということですが、 ここで守るべきは前ついていたサスペンションより 安価なものは使わない、ということです。 特にショップのワゴンセールにあるような激安サスペンション は使わない方がいいです というのも今までの乗り味を覚えたまま、粗悪なサスペンション に交換すると、加速、減速、コーナー、すべての乗り味が変わって しまい、 いざという時に事故を発生させる要因になります。 良いサスペンションは入れた途端にその効能が 発揮されてバイクの挙動が激変します。 これはすなわち、ライダーの保護になっているということで、 最近のバイクは初めから良いサスペンションが付いている場合が 多いのでそれ以上のものをつけることをお勧めします。 。

それ以外でもどうしても現在のリヤショックを修理したい、という人もいるでしょう。 現在ではリヤショックを修復してくれる業者があり、モノショックかツインショックかによっても値段が変わってきますが1本1.5万円程度で行ってくれる場合があります。(それでも高いですが・・)

バナナ・ショックス

サスペンションの専門業者さんです。
オンラインで価格を見積もることができるので安心です。







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